新興市場銘柄ダイジェスト:Enjinは大幅に反発、サイバーセキュリがストップ高

2022年3月1日 15:26

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記事提供元:フィスコ


*15:26JST 新興市場銘柄ダイジェスト:Enjinは大幅に反発、サイバーセキュリがストップ高
<2160> GNI 1433 +167
大幅に3日続伸。連結子会社の北京コンチネント薬業有限公司が香港証券取引所のメインボードにH株を上場するための申請書を提出したと発表している。保有割合は56%。北京コンチネント薬業有限公司は肺線維症適応薬アイスーリュイを販売しているほか、次世代の抗線維症治療薬などの新薬を開発している。香港市場への新規上場が認められれば、上場利益が得られるとの期待から買いが膨らんでいるようだ。

<4493> サイバーセキュリ 2133 +400
ストップ高。トヨタ自動車<7203>が1日に国内全工場の稼働を停止すると発表したことを受け、セキュリティ関連銘柄の一角として物色されている。報道によると、トヨタ車の部品をつくるサプライヤーがサイバー攻撃を受けたという。このためサイバーセキュリティ対策の需要が拡大するとの見方から、同業のセキュアヴェイル<3042>やFFRIセキュリティ<3692>にも投資資金が流入している。

<7370> Enjin 3320 +475
大幅に反発。ライトアップ<6580>と事業の発展および拡充を目的とした業務提携契約を締結したと発表している。最新の補助金・助成金の適用を企業ごとに自動診断できる「Jシステム」のOEMをライトアップからEnjinに提供する。また、事業再構築補助金とPRを活用して事業の成功確度を上げるためのオンラインセミナーを共同で開催する。ライトアップ株も大幅に3日続伸している。

<7361> HCH 2133 +152
大幅に5日続伸。ICT関連のヘルプデスクを運営するコスモピア(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化すると発表している。コスモピアは中央省庁や大手BtoC企業などの顧客を対象にシステムサポートの提供やサポートデスクの運営受託などを行っている。取得株数は320株で、異動後の議決権所有割合は100%。アドバイザリー費用などを含む取得価額は3.31億円。

<2479> ジェイテック 200 +9
大幅に3日続伸。50万株(1億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は6.31%。取得期間は1日から8月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため。また、第三者割当で自社株1万2400株を処分する。処分価額は1株につき185円で、総額229万4000円。処分予定先は自社と子会社の従業員116人。

<9272> ブティックス 2335 +269
大幅に3日続伸。20万株(3.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は4.0%。取得期間は1日から12月31日まで。株主還元策の一環であり、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることが目的。2月24日に直近安値(1756円)を付けてから株価に底打ち感が出ていることも買いにつながっているようだ。《ST》

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