折りたたみ電動バイクシェアの「Shaero」、3億円増資 調達累計は6億円に

2022年2月22日 16:49

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Shaeroで提供する電動バイク「Cute-mL」の車体(画像:シェアード・モビリティ・ネットワークスの発表資料より)

Shaeroで提供する電動バイク「Cute-mL」の車体(画像:シェアード・モビリティ・ネットワークスの発表資料より)[写真拡大]

 折りたたみ電動バイクのシェアリングサービス「Shaero(シェアロ)」を手がけるシェアード・モビリティ・ネットワークスは21日、総額3億円の第3者割当増資を行ったと発表した。今回の増資により、同社の資金調達額は累計6億円となる。

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 Shaeroは、2021年9月にサービスを開始。電動バイクのステーションを、東京23区中心に65カ所設置している(22年2月16日時点)。今回の資金調達により、22年夏には200カ所、23年夏には600カ所のステーション設置を目指すという。

■Shaeroの概要

 Shaeroは、都市部で3~5キロメートル(地下鉄3~5駅分)程の中距離移動手段として折りたたみ電動バイクを貸出す、シェアリングサービス。利用時は専用アプリで予約を行う。アプリでは、近隣ステーションの検索や、バイク在庫数・返却可能数の確認も可能。ステーションでバイクを受取る際もアプリで解除操作を行い、返却予約もアプリで行う。

 折りたたみ電動バイク「Cute-mL」は、2001年創業の電動車両(EV)メーカーであるアクセスが提供。電気代約10円分のエネルギーで30キロメートルの距離を走行できる。ステーションでは電動バイクは折りたたまれた状態で設置されているため、利用時は前輪やサドルのセッティングが必要となる。返却時はまた折りたたんで返す必要があるが、いずれも女性1人でも対応できる仕様となっている。

 Cute-mLは原動機付自転車のため、利用には原付免許が必須でヘルメットの着用も必要だ。ヘルメットはステーションに設置されており、無償で借りられる。未使用品と使用済は分けて管理し、使用済分は都度清掃・除菌を行っているという。

 また万が一の事故に備えるため保険も付帯。利用時に他人にケガをさせたり他人の物を壊した際の賠償責任保険や、利用者がケガをした場合の傷害保険が自動で付保されている。

 移動手段のシェアリングサービスとしては、これまでもカーシェアやシェアサイクルなどが活用されてきた。だがカーシェアは総じて利用料金が高く、都市部では駐車場を探す手間がかかる。シェアサイクルは簡単に利用できるが自転車をこぐ労力を要し、移動距離や利用季節を選ぶという側面があった。

 Shaeroはそれらを解消する。利用料金は200円/15分で、24時間利用可能なプランでは2,000円。車体は折りたたんだ状態で自立でき、新聞1面の半分ほどのスペースで停車可能だ。こぐ労力はかからず、最高時速30キロメートルで走行。表参道から中目黒間(約4キロ)では、約15分で到着可能という。

 運営会社のシェアード・モビリティ・ネットワークスは2019年7月創業。移動を楽しく自由でサステイナブルなものにすることをミッションに掲げている。同社は今後、Shaeroの提供エリアを順次拡大し、地方の都市部へも展開していく予定という。(記事:三部朗・記事一覧を見る

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