個別銘柄戦略:三井物産や塩野義製薬などに注目

2022年2月18日 09:03

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記事提供元:フィスコ


*09:03JST 個別銘柄戦略:三井物産や塩野義製薬などに注目
17日の米株式市場ではNYダウが622.24ドル安の34312.03、ナスダック総合指数が407.38pt安の13716.72、シカゴ日経225先物が大阪日中比280円安の26880円。ドル・円は1ドル=114.80-90円。地政学リスクが急速に高まるなか、急落した米株市場の動きを受け、ほぼ全面安となりそうだ。ナスダックの下落率が特に大きく、ハイテク・グロース(成長)株に相当するソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、太陽誘電<6976>、イビデン<4062>、三井ハイテク<6966>、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>などに売りが広がるだろう。また、エヌビディアが決算を受けて急落していることもあり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は3.74%ととりわき厳しい。東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの半導体関連も売り込まれそうだ。リスク回避の動きからドル安・円高に傾いており、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器の下落が予想されるほか、安全資産である債券買いで米長期金利が低下しているため、三菱UFJ<8306>、東京海上HD<8766>などの金融も軟調となろう。一方、地政学リスクの高まりから原油市況の逼迫が連想され、INPEX<1605>や三井物産<8031>などは相対的に堅調な値動きが予想される。そのほか、ディフェンシブ系の医薬、食料品相対的な安定感が見込まれ、塩野義製薬<4507>、味の素<2802>などはしっかりとした動きが期待される。《FA》

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