壽屋 2Qは2ケタ増収・大幅な増益、卸売販売及び小売販売ともに好調に推移

2022年2月15日 16:41

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記事提供元:フィスコ


*16:41JST 壽屋---2Qは2ケタ増収・大幅な増益、卸売販売及び小売販売ともに好調に推移
壽屋<7809>は14日、2022年6月期第2四半期(21年7月-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比71.3%増の71.99億円、営業利益が同237.2%増の13.33億円、経常利益が同230.2%増の13.10億円、四半期純利益が同236.5%増の9.13億円となった。

卸売販売は、国内において、アニメ「呪術廻戦」より2021年10月に「釘崎野薔薇」を発売し、好評を博した。新規自社IP製品「アルカナディア」より2021年12月に「ルミティア」を発売し、プラモデル製品の売上は好調な推移をみせた。その他、自社IP製品である「メガミデバイス」等も堅調な推移をみせ、業績を牽引した。海外の北米地域は、フィギュア製品、プラモデル製品ともに売上は堅調な推移をみせた。アジア地域は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も販売活動については限定的にとどまり、プロモーション活動を行うと共に、販売チャネル拡大を推進した結果、フィギュア製品の売上が好調な結果となった。また、国内と同様に「フレームアームズ・ガール」シリーズを中心に自社IPのプラモデル製品も好調な結果となった。

直営店舗による小売販売は、「にじさんじ」関連商品が好調に推移するものの、新型コロナウイルス感染症に起因するインバウンド需要減少を主な要因とした来店客数の大幅な減少により、売上は伸び悩んだ。店舗運営は、引き続き新型コロナウイルス感染拡大予防のため、定期的な換気や消毒、レジ前に飛散防止シートの設置など行い、衛生管理やスタッフの健康管理を徹底した。ECサイトによる通信販売は、他社との差別化として直営店舗限定商品や特典の開発を積極的に推進したことにより売上は好調に推移した。

2022年6月期通期については、売上高が前期比36.2%増の130.00億円、営業利益が同72.2%増の17.00億円、経常利益が同68.8%増の16.70億円、当期純利益が同70.5%増の11.59億円とする。2021年11月12日に公表した業績予想を据え置いている。《EY》

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