NY債券:米長期債相場は大幅反発、ウクライナ侵攻を警戒して安全逃避の債券買い

2022年2月12日 07:17

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:17JST NY債券:米長期債相場は大幅反発、ウクライナ侵攻を警戒して安全逃避の債券買い
11日の米国長期債相場は反発。ロシアによるウクライナ侵攻の可能性が高まったとの思惑が強まり、米国株式は大幅安となったことから、安全逃避的な債券買いが活発となった。この日発表された2月ミシガン大学消費者信頼感指数は、高インフレが嫌気されたことで61.7に低下したことも意識されたようだ。

2022年における米利上げ確率は低下。CMEのFedWatchによると、2022年6月末までに1.00ポイント以上の利上げが行われる確率は11日時点で70%。また、2022年12月末までに1.75ポイント以上の利上げが行われる確率は46%程度。10年債利回りは一時2.061%近辺まで上昇したが、取引終了時点にかけて一時1.91%近辺まで低下する場面があった。

イールドカーブは、まちまちの動き。2年−10年は+44.20bp近辺、2−30年は+74.70bp近辺で引けた。2年債利回りは1.51%(前日比:-9bp)、10年債利回りは1.94%(同比:-10bp)、30年債利回りは、2.25%(同比:-7bp)で取引を終えた。《MK》

関連記事