ドルチェ&ガッバーナ 2022年秋冬コレクション - 2つの世界へのトリビュート

2022年1月27日 10:30

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記事提供元:ファッションプレス

 ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)の2022-23年秋冬メンズコレクション「DG 22-23」が、イタリア・ミラノにて発表された。今季は、アメリカのラップシーンにおけるスターの1人、マシン・ガン・ケリー(Machine Gun Kelly)の存在と、現実を超越する“メタバース”の2つが共存する、次世代に繋がるような自由な感性に触れるコレクションを描いた。

■マシン・ガン・ケリーの存在と“メタバース”が共存する唯一無二の世界

 マシン・ガン・ケリーと言えば、パンクやオルタナティブなど多ジャンルをクロスオーバーさせ、新しい感性でヒップホップとロックを往来するアーティスト。だからこそ今季のドルチェ&ガッバーナのショーには、ブランドならではのグラマラスでラグジュアリーな軸に、様々な要素が取り込まれた。幾何学的なラインやプロポーションに目を付け、テクニカル素材やプラルチック素材を織り交ぜたフューチャリスティックな世界は、いつになく“トガっている”。

 トラディショナルな素材で仕立てた重量感のあるコートは、脱構築的なショルダーでオーバーサイズに仕上げられている。ジャケットには、極端に大きいピークドラペルが採用され、なだらかにドロップするショルダー、あるいはダーツが極端に施されたシャープなウエストとのコントラストが生みだされた。

 コレクションを通して、鮮やかなグラフィックも今季のキーワードとなっているが、これはアーティストのBoche / Thoroが実際に手書きしたものと、カラフルなオールオーバープリントで提案されている。キッチュなスプレアートを彷彿させるグラフィックや、モノトーンのロゴは、ラグジュアリーなストリートモードを助長した。

 そしてドルチェ&ガッバーナが得意とするグラマラスな世界を彷彿とさせる、煌びやかなファブリックやエコファー、その他方で存在するやPVCやネオプレンといった未来的要素を加える素材が混ざり合い、この自由な世界は完成している。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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