【株式市場】日経平均は一時326円高、バリュー株物色旺盛で値がさ半導体株の一角も高い

2022年1月17日 14:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万8318円54銭(194円26銭高)、TOPIXは1985.98ポイント(8032ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億4688万株

 1月17日(月)前場の東京株式市場は、値がさ半導体株が前週末のNY株式市場での半導体株高などを受けて高く始まり、円安を受けてブリヂストン<5108>(東1)なども堅調にスタート。バリュー株人気も強いとされ、日本製鉄<5401>(東1)は12連騰、トヨタ自<7203>(東1)は5日連続で実質的な上場来の高値を更新した。日経平均は208円高で始まり、午前10時にかけて325円71銭高(2万8449円99銭)まで上げ、前引けにかけては上げ幅200円前後となった。

 27年前の1月17日に発生した阪神淡路大震災を念頭に建設、不動産株がしっかり。トンガの海底火山の大噴火と津波を受け、漁網・漁具のニチモウ<8091>(東1)が活況一段高となり、軽石漂着の連想から前田工繊<7821>(東2)も高い。噴煙・異常気象・冷害・穀物不作の懸念などで木徳神糧<2700>(JQS)も活況高。タケダ機械<6150>(JQS)は今5月期の業績予想、配当予想の増額修正など好感され急伸。UUUM<3990>(東マ)は第2四半期の好決算と自社株買いなど好感されストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億4688万株、売買代金は1兆2981億円。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は991銘柄、値下がり銘柄数は1073銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種が値上がりし、鉱業、ゴム製品、精密機器、不動産、輸送用機器、建設、空運、卸売り、医薬品、その他製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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