【株式市場】日経平均は後場一段と上げ543円高、4日ぶりに反発

2022年1月12日 15:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万8765円66銭(543円18銭高)、TOPIXは2019.36ポイント(32.54ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億9795万株

 1月12日(水)後場の東京株式市場は、前場の上げを牽引した東京エレク<8035>(東1)が上げ一服模様など半導体関連株が一進一退となった一方、日本製鉄<5401>(東1)や日本郵船<9101>(東1)が一段高で始まり強調推移となり、前引けにかけて小安くなったNTT<9432>(東1)が一気にプラス圏に浮上など、高時価総額株も強い。日経平均はほぼ前引け水準の532円高で始まり、14時半頃までは一進一退を続けたが、大引けにかけて591円83銭高(2万8814円31銭)まで上げ大幅高。前日比では4日ぶりの反発となった。

 後場は、午前10時半頃に一時小安くなったトヨタ自<7203>(東1)が再び上値を追いはじめて実質的な上場来高値の更新幅を拡大し、新田ゼラチン<4977>(東1)は朝のテレビ経済番組で採り上げられたとされて大引けまでストップ高買い気配。宮入バルブ<6495>(東2)や加地テック<6391>(東2)は一段高となり、脱炭素時代の燃料として期待される「グリーンアンモニア」「グリーン水素」の割高感の解消が進んだとの日経新聞報道などを材料視。ゼネラル・オイスター<3224>(東マ)は阪和興<8078>(東1)との資本業務提携が好感され朝方から大引けまでストップ高買い気配。ウルトラファブリックスHD<4235>(JQS)は東証の新市場区分で「スタンダード」上場となり昇格感があるとストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億9795万株(前引けは6億247万株)、売買代金は3兆151億円(同1兆5120億円)。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は1924(前引けは1897)銘柄、値下がり銘柄数は219(同221)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、海運、金属製品、機械、不動産、電機機器、ガラス土石、非鉄金属、情報通信、化学、サービス、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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