新興市場銘柄ダイジェスト:旭化学は3日ぶり反落、弁護士コムが大幅に7日ぶり反発

2022年1月12日 15:13

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記事提供元:フィスコ


*15:13JST 新興市場銘柄ダイジェスト:旭化学は3日ぶり反落、弁護士コムが大幅に7日ぶり反発
<7928> 旭化学 820 -72
大幅に3日ぶり反落。22年8月期第1四半期(21年9-11月)の営業利益を前年同期比18.4%減の1.75億円と発表している。国内のセグメント利益が82.5%減の0.12億円に縮小したことが減益の主因。電動工具部品の製品受注が増加したものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で自動車部品の受注が減少したことが響いた。通期予想は前期比13.2%減の7.00億円で据え置いた。

<6027> 弁護士コム 5170 +470
大幅に7日ぶり反発。出前館<2484>と業務提携したと発表している。出前館の配達員向け福利厚生として弁護士ドットコムが運営する税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」による各種税務相談サービスを提供する。出前館には業務委託契約で働くフリーランスの配達員が多いとされ、税理士紹介サービスや確定申告などについて相談できるクラウド税務相談サービスなどを特別価格で提供するという。

<2702> マクドナルド 4980 -190
大幅に反落。東証が4月4日に移行する新市場区分の選択結果を発表し、売り材料視されている。市場では、現在JASDAQスタンダードに上場する日本マクドナルドホールディングスは最上位のプライムに移行するとの観測が出ていたが、選択結果はスタンダードだった。このため期待先行で買っていた向きが失望売りを出しているようだ。プライムに移行する1841社は全て東証1部上場で、JASDAQやマザーズから昇格する企業はなかった。

<7047> ポート 1193 +26
大幅に反発。完全子会社のドアーズ(東京都港区)がコーナン商事<7516>と業務提携契約を締結すると発表している。リフォーム領域のサービス「外壁塗装の窓口」で連携する。連携により、ドアーズに問い合わせた顧客をコーナン商事へ送客することが可能になる。全国対応できる送客先との提携は、ヤマダホールディングス<9831>傘下のヤマダホームズ(群馬県高崎市)、カインズ(埼玉県本庄市)に続き3件目となる。

<8256> プロルート 142 +9
大幅に3日ぶり反発。新たに「いつもの薬が処方箋無しで買える零売薬局事業」を開始すると発表している。零売薬局は、処方箋を持たない患者に対して許可されている非処方箋医薬品を販売できる業態。購入者は医療機関に行く手間や待ち時間を短縮できるメリットがあるとしている。事業開始は6月上旬の予定で、店舗設計や改修費用、薬剤関係備品調達費用、専用アプリ開発費用などで約0.50億円程度を投資する。

<2158> FRONTEO 2557 +116
大幅に7日ぶり反発。会話型認知症診断支援AIプログラムの臨床試験で目標症例数を達成し、症例登録を完了したと発表している。同プログラムは独自の自然言語解析AIを利用し、医師と患者との間の5-10分程度の日常会話から認知機能障害をスクリーニングできるシステム。今後、集積された臨床データを解析して薬事承認申請などのプロセスを進める。FRONTEOは23年度の上市を目指すとしている。《ST》

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