映画『白い牛のバラッド』冤罪で夫を失ったシングルマザーを巡るサスペンス

2022年1月10日 15:21

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記事提供元:ファッションプレス

 映画『白い牛のバラッド』が、2022年2月18日(金)に全国で公開。

■映画『白い牛のバラッド』イランの気鋭監督2名によるサスペンス作品

 映画『白い牛のバラッド』は、夫を冤罪による死刑で失ったシングルマザーを巡るサスペンス作品。イランのマリヤム・モガッダムとベタシュ・サナイハの共同監督によって制作された本作は、第71回ベルリン国際映画祭で金熊賞、観客賞にノミネート。両監督共に映画界の新たな才能として高く評価されている。

■イランでの上映は3回のみ、社会の不条理を炙り出した緊張感のある物語

 『白い牛のバラッド』はイラン政府の検閲により正式な上映許可が下りず、自国での上映は3回のみ。死刑執行数が中国に次いで世界第2位であり、未亡人が生きづらい敬虔なイスラム社会の不条理と人間の闇を炙り出した、リアリティとメッセージ性を含んだ緊張感のあるストーリーが展開される。

■監督が主演を兼任、心理描写の緻密な表現に挑む

 共同監督の1人、マリヤム・モガッダムは監督だけでなく、脚本と主演も兼任。緊張感溢れるストーリーの中で、シングルマザーとして娘を育てようと奮闘しながら、理不尽な社会に立ち向かう女性を緻密な心理描写と共に演じる。

 <映画『白い牛のバラッド』ストーリー>

テヘランの牛乳工場に勤めるミナは、夫のババクを殺人罪で死刑に処されたシングルマザー。

刑の執行から 1 年が経とうとしている今も深い喪失感に囚われている彼女は、聴覚障害で口のきけない娘ビタの存在を心のよりどころにしていた。

ある日、裁判所に呼び出されたミナは、別の人物が真犯人だと知らされる。ミナはショックのあまり泣き崩れ、理不尽な現実を受け入れられず、謝罪を求めて繰り返し裁判所に足を運ぶが、夫に死刑を宣告した担当判事に会うことさえ叶わなかった。

するとミナのもとに夫の友人を名乗る中年男性レザが訪ねてくる。ミナは親切な彼に心を開いていくが、ふたりを結びつける“ある秘密”には気づいていなかった…。

■詳細

 映画『白い牛のバラッド』
公開日:2022年2月18日(金)
監督:マリヤム・モガッダム、ベタシュ・サナイハ
出演:マリヤム・モガッダム、アリレザ・サニファル、プーリア・ラヒミサム

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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