アイリッジと子会社のQoilは「購入スタンプミニアプリforメーカー」を提供開始

2022年1月6日 11:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■LINEを通じたOne to Oneマーケティングによるファン育成を実現

 アイリッジ<3917>(東マ)は、同社と連結子会社でマーケティングに関するコミュニケーションデザイン事業を展開するQoilは、1月5日から一般消費財メーカー等に向け、リピート購入促進に効果的なスタンプカード機能をLINE上で展開できる「購入スタンプミニアプリforメーカー」を提供開始すると発表した。

 同サービスは、スタンプカード機能により特典が受けられる仕組みを通じて、メーカー商品の愛用者に商品を購入し続けるメリットを追加提供する。それによりキャンペーンの効果を一過性で終わらせず継続購入を促進するとともに、LINEを通じたOne to Oneマーケティングによるファンの育成(顧客定着化)を実現するものである。

 これまで食品や飲料、日用品などの一般消費財メーカーの売上拡大施策は、特定の時期に集中してテレビCMやキャンペーンを実施するなど、小売の棚を確保するための短期的なアプローチが中心だった。しかしこのアプローチには、キャンペーン終了後には売り上げが落ちてしまうという課題と、商品自体の長期的なファン作りにつながりにくいという大きな課題があった。また、商品貼付のシールなどを集めて応募できるリピート購入キャンペーンは一部で以前から実施されているが、こちらも期間限定であることに加え、応募ユーザーの購買データ等の収集・分析ができないことから、単発の施策で終わってしまうことが課題となっていた。

 「購入スタンプミニアプリforメーカー」は、スタンプカード機能を持つLINEミニアプリを簡単に提供できるサービスである。商品購入時のレシート画像を読み込むだけでLINEミニアプリ上にデジタルスタンプがたまり、リピート購入を促進。実施に際して小売店への協力依頼も必要なく、購入ごとにLINE Pay残高やPayPayボーナスを付与するなどインセンティブ設計も自由に行える。従来のキャンペーン実施期間も含め、定常的にスタンプカードを提供することで、キャンペーンをきっかけに獲得した新規ユーザーをキャンペーン終了後も離反させにくくする効果が期待できる。

 今後同サービスは、アイリッジが小売・流通向けアプリ開発やマーケティング支援で培ってきた「ファンづくり」の知見と技術を、Qoilが多数の支援実績を持つ消費財メーカーの課題解決に活かすとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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