国内外の注目経済指標:12月米雇用統計で失業率はさらに低下する可能性

2021年12月25日 14:46

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記事提供元:フィスコ


*14:46JST 国内外の注目経済指標:12月米雇用統計で失業率はさらに低下する可能性
12月27日-1月7日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

■12月28日(火)午前8時30分発表予定
○(日)11月失業率-予想は2.7%
参考となる10月実績は2.7%で3カ月ぶりに低下。就業者数は3カ月連続で減少したが、失業者数も減少した。11月については、対人接触型サービス業の就業者数の回復や労働時間は増加傾向にあることから、雇用情勢の改善が予想される。

■1月4日(火)日本時間5日午前0時発表予定
○(米)12月ISM製造業景況指数-予想は60.5
参考となる11月実績は61.1で10月実績を上回った。新規受注の加速や、生産と雇用の改善が寄与した。企業投資は堅調に推移しているようだ。12月については新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)の感染拡大が警戒されており、11月実績をやや下回る可能性がある。

■1月6日(木)午後10時30分発表予定
○(米)11月貿易収支-予想は-693億ドル
参考となる10月貿易収支は-671億ドル。貿易赤字は輸出が過去最高を更新したことで急減した。産業用資材・原材料、原油、資本財などの輸出が増加した。11月については、輸入額が高水準を維持すると予想されており、輸出は引き続き順調だが、貿易赤字はやや拡大する可能性がある。

■1月7日(金)午後10時30分発表予定
○(米)12月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+47.5万人、失業率は4.1%
12月中旬時点における新規失業保険申請件数は20万件程度で推移しており、このデータを参考にすると12月の非農業部雇用者数は11月実績を大幅に上回る可能性が高い。失業率は労働力不足の状態が続いていることから、11月実績の4.2%を下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・1月5日(水):(米)12月ADP雇用統計
・1月6日(木):(米)12月ISM非製造業景況指数
・1月7日(金):(欧)11月ユーロ圏小売売上高、(欧)12月ユーロ圏消費者物価コア指数《FA》

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