加賀電子が出直り強める、会社四季報別冊「プロ500」の「本命50」に選ばれ逆張り買いに厚みも

2021年12月21日 12:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■中期計画では3カ年の成長率59.6%めざす

 加賀電子<8154>(東1)は12月21日、3050円(51円高)まで上げた後も堅調に推移し、11月初につけた2017年以来の高値3400円に向けて出直っている。業績は好調で、第2四半期連結決算では営業、経常利益とも上期としての最高を更新した。業績の拡大傾向にもかかわらず、PER、PBRからみて割安水準にあり、配当利回りは約3%という点も魅力になっているようだ。

 また、このほど発売された「会社四季報・プロ厳選の500銘柄」(プロ500、2022年新春号・東洋経済新報社)では最上位ランクの「本命銘柄50」に選定され、個人投資家への訴求が強まる余地が出てきた。個人投資家は調整局面で逆張り買いする傾向が強いとされ、21日の反発を含め、下値での買いに厚みが出てくる可能性が言われている。

 「プロ500」では、500銘柄を「期待銘柄200」「注目銘柄250」、そして「本命銘柄50」に分類している。選定基準は仔細にわたるもようだが、加賀電子は、結果として最上位ランクの本命50銘柄に選定された。投資対象として、業績動向以外の面でも高く評価された形になった。

■国内営業車両は足元で78.5%を電動化

 11月下旬に発表した「中期経営計画2024」(2023年3月期から2025年3月期)では、到達年度の連結売上高7500億円(2022年3月期から3カ年の成長率59.6%)、営業利益200億円(同33.3%)などをめざす。

 また、「サスティナビリティ中長期計画」では、事業活動を通じて、CO2排出量の削減、廃棄物の削減と再利用の推進に取り組んでおり、国内営業車両は足元で78.5%を電動車(EV、HV、PHV、FCV)に切り替え済みという。電動化率は2024年に85%、2030年に100%を計画する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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