日経VI:大幅に上昇、コロナ感染拡大や中国経済意識し警戒感強まる

2021年12月20日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:大幅に上昇、コロナ感染拡大や中国経済意識し警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は20日、前日比+4.47(上昇率22.25%)の24.56と大幅に上昇した。なお、高値は24.85、安値は21.89。今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。新型コロナ「オミクロン型」感染拡大が懸念材料となり、また、中国の金利引き下げを受け、中国経済の先行き不透明感が意識され、市場では警戒感が高まりやすかった。こうした中、今日は日経225先物が下げ幅を広げる展開で、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは先週末の水準を大きく上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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