【株式市場】日経平均は607円高、後場再び上げ終値で3週間ぶりに2万9000円台を回復

2021年12月16日 17:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万9066円32銭(606円60銭高)、TOPIXは2013.08ポイント(28.98ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億5352万株

 12月16日(木)後場の東京株式市場は、アドバンテスト<6857>(東1)や川崎汽船<9107>(東1)が一段ジリ高となるなど、NY株高を受けて前場上げた半導体関連株や海運株がさらに人気化し、鉄道株や百貨店株にも一段高の銘柄が見られた。日経平均は2万8900円台の450円高前後で一進一退だったが、14時過ぎから上値を追い、終値で11月25日以来、約3週間ぶりに2万9000円台を回復した。

 後場は、大末建設<1814>(東1)が一段ジリ高となり、東証「プライム市場」の基準2項目の達成をめざす計画の発表など好感。キヤノン<7751>(東1)は今12月期の増配など好感され一段と上げ幅拡大。インスペック<6656>(東2)は半導体産業に官民で1兆4000億円超の投資をとの首相発言など好感され出直り拡大。アスカネット<2438>(東マ)はマクセルの空間映像マンマシンインターフェイスに空中結像の「ASKA3Dプレート」採用との発表で後場寄りから急伸し大引けはストップ高。LAホールディングス<2986>(JQG)は昼の大幅増配発表など好感され一段高。

 16日は2銘柄が新規上場となり、TrueData<4416>(東マ)は取引開始とほぼ同時に公開価格2220円を1.3%上回る2250円で初値がつき、その後2288円まで上げる場面を見せたが前引け前に1805円まで下押し、後場は売買交錯となり大引けは初値を18%下回る1835円。ブロードエンタープライズ<4415>(東マ)は取引開始から15分後に公開価格2790円を8%上回る3005円で初値がつき、直後に3090円まで上げたが前場は一進一退。後場はダレ模様で大引けは初値を19%下回る2420円となった。

 東証1部の出来高概算は10億5352万株(前引けは5億1568万株)、売買代金は2超6518億円(同1兆3361億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1676(前引けも1676)銘柄、値下がり銘柄数は421(前引けは400)銘柄。

 また、東証33業種別指数はパルプ紙を除く32業種が値上がり(前引けは全33業種)が値上がり)し、値上がり率上位は、海運、精密機器、鉱業、電機機器、医薬品、陸運、機械、保険、食料品、その他製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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