後場の日経平均は464円高でスタート、レーザーテックや郵船が高い

2021年12月16日 13:05

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28923.84;+464.12TOPIX;2009.09;+24.99


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比464.12円高の28923.84円と、前引けからやや上げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は28830~28890円の狭いレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=114.10-20円と朝方とほぼ同水準での動き。アジア市況は上海総合指数が小高い一方、香港ハンセン指数は軟調に推移しておりまちまち。米連邦公開市場委員会(FOMC)の公表結果を概ね想定内と受け止めハイテク株中心に大幅高となった米株市場を追い風に、東京市場では買い優勢の状態が続いている。前場中頃にかけては戻り待ちの売りで伸び悩んだ日経平均は後場は再び騰勢を強めており、心理的な節目の29000円を窺う展開となっている。ただ、空売りの買い戻しなど短期筋の動きが中心とみられ、依然戻り待ちの売りは根強い印象。

 セクター別では全面高となっており、海運業、精密機器、鉱業などが上昇率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、郵船<9101>、川崎汽船<9107>、東エレク<8035>、OLC<4661>、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>、三井ハイテク<6966>、デンソー<6902>、日立<6501>などが大幅高。トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、ソニーG<6758>、村田製<6981>なども堅調となっている。一方、ソフトバンクG<9984>が冴えない。《CS》

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