日経VI:低下、金融イベント待ちで様子見ムード

2021年12月15日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、金融イベント待ちで様子見ムード
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は15日、前日比-0.34(低下率1.65%)の20.24と低下した。なお、高値は20.97、安値は20.22。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が続落した流れを引き継ぎ、今日の日経225先物は下落して始まったが、取引開始後は上げに転じるなど、方向感を欠く動きとなった。市場では、日本時間16日未明のFOMC結果発表とパウエルFRB議長の会見を控え、様子見ムードが強く、センチメントが一方向に傾きにくく、今日の日経VIは日経225先物の動きをにらみながら、昨日の水準をはさんだ動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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