日経平均VIは前日水準近辺で推移、金融イベント待ちのムード

2021年12月15日 13:53

印刷

記事提供元:フィスコ


*13:53JST 日経平均VIは前日水準近辺で推移、金融イベント待ちのムード
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+0.03(上昇率0.15%)の20.61と小幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は20.97、安値は20.29。

昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が続落した流れを引き継ぎ、今日の日経225先物は下落して始まったが、取引開始後は上げに転じるなど、方向感を欠く動きとなっている。市場では、日本時間16日未明のFOMC結果発表とパウエルFRB議長の会見を控え、センチメントが一方向に傾きにくく、今日の日経VIは日経225先物の動きをにらみながら、昨日水準をはさんだ動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

関連記事