後場の日経平均は4円安でスタート、商船三井や神戸物産が下落

2021年12月15日 13:08

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28428.47;-4.17TOPIX;1982.90;+9.09


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比4.17円安の28428.47円と、前引けからやや下げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は28340~28390円の狭いレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=113.70-80円と朝方とほぼ同水準での動き。アジア市況は上海総合指数および香港ハンセン指数ともに前日終値近辺でのもみ合い。前引けにかけてマイナスに転じた日経平均は、後場は下げ渋って始まると、その後は再びプラス圏に転じる展開となっている。午前中に発表された中国の11月小売売上高は市場予想を下回ったが、上海総合指数に目立った反応は見られておらず、日経平均も影響を受けていない。全体的に米連邦公開市場委員会(FOMC)の公表結果を明日に控えるなか持ち高調整の動きにとどまっているとみられ、相場はこう着感の強い展開を続けている。

 セクター別では輸送用機器、証券・商品先物取引業、鉄鋼などが上昇率上位に並んでいる一方、海運業、精密機器、ゴム製品などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、三井ハイテク<6966>、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>、三菱UFJ<8306>、日本電産<6594>、OLC<4661>などが強い動きを見せている。一方、川崎汽船<9107>を筆頭に郵船<9101>、商船三井<9104>の大手海運が大幅安、そのほか、ファーストリテ<9983>、神戸物産<3038>、アドバンテスト<6857>などが大きく下落しており、キーエンス<6861>、東エレク<8035>、日立<6501>なども冴えない。《CS》

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