後場の日経平均は163円安でスタート、川崎汽船やソフトバンクGが下落

2021年12月14日 12:55

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28477.03;-163.46TOPIX;1975.51;-2.62


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比163.46円安の28477.03円と、前引けから下げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は28400~28440円の狭いレンジでの軟調もみ合い。ドル・円は1ドル=113.60円前後と朝方とほぼ同水準での動き。アジア市況では上海総合指数が軟調、香港ハンセン指数は1%を超える下落率となっている。前引けにかけて下げ幅を広げる展開となった日経平均は、その流れを引き継ぎ、後場も一段と下げ幅を広げて始まっている。今晩からは米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される予定で、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースなどを巡って思惑が強まるなか、イベント前の持ち高調整の売りに加え、先物主導の仕掛け的な売りなども入っているもよう。寄り付きから下値模索の展開となっており、前日比での下げ幅は300円を超える場面も見られている。

 セクター別では空運業、陸運業、サービス業などが下落率上位に並んでいる一方、保険業、電気・ガス業、医薬品などが上昇率上位に並んでいる。東証1部売買代金上位では、レーザーテック<6920>、川崎汽船<9107>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、郵船<9101>、ファーストリテ<9983>、日立<6501>、ANA<9202>、JAL<9201>などを筆頭に全般売り優勢の展開。一方、トヨタ自<7203>、三井ハイテク<6966>、村田製<6981>、NTT<9432>、エイチ・アイ・エス<9603>、東京海上<8766>、武田薬<4502>などが買われている。《CS》

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