新興市場銘柄ダイジェスト:INCはストップ安、ビジョナルがストップ高

2021年12月10日 15:21

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記事提供元:フィスコ


*15:21JST 新興市場銘柄ダイジェスト:INCはストップ安、ビジョナルがストップ高
<7078> INC 1704 -500
ストップ安。22年3月期の営業損益を従来予想の0.43億円の黒字から0.73億円の赤字(前期実績0.31億円の黒字)に下方修正している。メディアマネジメントサービスのクライアント開拓進捗などを受けて売上高予想は15.30億円から16.28億円(同13.76億円)に引き上げたものの、新規の株式取得や事業買収によるのれん償却費などが発生したことから費用が当初想定を上回り、赤字に転落する見通しとなった。

<3691> リアルワールド 968 +150
ストップ高。菊池誠晃社長がブログで数年以内に「時価総額を10倍にする」と発言し、買い材料視されている。菊池社長はブログ内で「2021年11月12日からテンバーガー以上・50倍を目指す」と強調し、「来期までまずは過去最高営業利益に集中し、その上で中期計画を発表する予定だったが、今回、意志として公表することした」という。さらに「固定費抑制と高粗利率を維持した上での粗利倍増」に取り組む方針を示している。

<7063> バードマン 1463 +300
ストップ高。ソフトバンク<9434>傘下のリアライズ・モバイル・コミュニケーションズ(東京都港区)とデジタルコンテンツの創出を目的に業務提携契約を締結したと午前10時に発表している。共同プロジェクトの第1弾としてメタバース型バーチャルプラットフォーム「さわれるライブ 5D LIVE」の提供を開始した。映像に触れて画面を動かすことでライブ会場内を移動したり、好きなアーティストにフォーカスしたりできるという。

<3189> ANAP 402 +80
ストップ高。メタバースファッションプラットフォーム「APPARELED Meta connect(アパレリッド・メタ・コネクタ) by ANAP」の提供を開始すると発表している。企業が保有する洋服や小物などファッションアイテムの採寸データとアイテム画像素材をプラットフォームに入力し、メタバース空間に適したファッション素材に変換する。様々な仮想空間で利用可能とすることで、企業のメタバース事業参入を支援する。

<4194> ビジョナル 10180 +1500
ストップ高。22年7月期の営業利益を従来予想の26.70億円から60.00億円(前期実績23.68億円)に上方修正している。採用需要が想定よりも旺盛であることに加え、求職者の新規登録やアクティビティが活発となっているため。また、連結子会社のビズリーチ(東京都渋谷区)が経費精算クラウドシステムを手掛けるイージーソフト(東京都町田市)の株式を取得し、完全子会社化すると発表している。取得価額は非開示。

<2158> FRONTEO 2378 +48
大幅に反発。医学論文探索AIソフトウェア「Amanogawa」が日本で特許を取得したと発表している。Amanogawaは米国国立医学図書館内の国立生物科学情報センターが作成する生物医学領域の論文データベース(PubMed)に掲載されている論文から、キーワードや仮説、アブストラクト(論文要旨)に関連するものを検出・分析するシステム。製薬企業やアカデミアなどを中心に導入が進んでいるという。《ST》

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