後場の日経平均は799円安でスタート、レーザーテックやソニーGが下落

2021年11月26日 12:58

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28699.84;-799.44TOPIX;1983.31;-42.38


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比799.44円安の28699.84円と、前引けから更に下げ幅を拡げてスタート。ランチタイム中の225先物は28630~28800円のレンジでの推移。ドル・円は1ドル=114.70円前後と朝方から40銭ほど円高水準での動き。アジア市況は、上海総合指数および香港ハンセン指数ともに下落しており、ハンセン指数が2%安と下落率が特に大きい。南アフリカでの新型コロナウイルス変異株の拡大が世界経済の正常化に水を差すとの見方から、東京市場ではリスク回避の動きが先行。祝日休場明けの米国市場の下落を見越したヘッジ売りがアジア市場の中でも流動性の高い東京市場に集中しているとの見方もあり、日経平均の下げはきつめとなっている。また、市場では岸田政権の経済対策への失望感がだたよっていたなかでのコロナ感染の報道をきっかけに日本株のポジション整理を進めているとの見方もあった。後場の日経平均は引き続きリスク回避の動きが続いており、前日比での下げ幅は800円を超えてきている。後場の寄り付き後も下げ渋る様子は見られていない。

 セクター別では全面安となっており、空運業、非鉄金属、鉄鋼などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位ではレーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>などの値がさ株、ハイテク株が軒並み急落しており、ANA<9202>、トヨタ自<7203>、郵船<9101>、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>なども売られている。《CS》

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