南アフリカランド円は、18日の中央銀行会合がポイントになるだろう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2021年11月17日 18:04

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記事提供元:フィスコ


*18:04JST 南アフリカランド円は、18日の中央銀行会合がポイントになるだろう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『今週の南アフリカランド円は、18日の南アフリカ準備銀行(中央銀行)会合がポイントになるだろう』と述べています。

続けて、『南アフリカ準備銀行(中央銀行)は9月23日に開いた政策決定会合で、主要政策金利であるレポレートを予想通り3.5%に据え置いた。据え置きは7会合連続。全会一致で決定した。新型コロナウイルス禍からの景気回復はほぼ終了したとの見解を示した。四半期予測モデルでは、レポレートが今年第4四半期に0.25%ポイント上昇し、2022─23年の各四半期に一段と上昇する見通しが示された』と伝えています。

また、『世界銀行は2021年のサブサハラ・アフリカ諸国の経済成長率を3.3%とし、4月の前回発表から1.0ポイント上方修正した。引き上げの理由として、一次産品価格の上昇や、各国でのロックダウンなど新型コロナウイルスにかかる規制の緩和、世界貿易の回復を挙げた。一方、財政悪化や新型コロナワクチン供給不足を踏まえ、回復は緩やかなものにとどまるとの予測となった。南アフリカ共和国に関しては4.6%と高い成長率を見込んだ』と解説しています。

陳さんは、『経済成長に加え、南アフリカではインフレも進んでおり、直近の消費者物価指数(CPI)は+5.0%と政策金利3.5%との差が広がっている。実質金利は、名目金利−インフレ率=3.5−5.0=−1.5%と、マイナスに落ち込んでおり、利上げが期待されるところだろう』と考察しています。

一方で、『南アフリカ当局が景気後退を懸念しており、政策金利の据え置き予想も根強く、当日の発表をまつしかないだろう。市場は利上げを期待しているため、据え置きとなれば失望売りが強まりそうだ』と述べています。

また、『週末にはムーディーズの南アフリカ格付けが発表される予定。すでに南アフリカはジャンク級なので、逆に格上げや見通し引上げとかなった場合はサプライズとなって南アランドの急反発が予想される』と伝えています。

こうしたことから、陳さんは、南アフリカランド円の今週のレンジについて、『7.35円~7.65円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月16日付「南アフリカランド円今週の予想(11月15日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》

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