日経平均VIは小幅に低下、株価底堅く警戒感の広がりは限定的

2021年11月8日 13:56

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記事提供元:フィスコ


*13:56JST 日経平均VIは小幅に低下、株価底堅く警戒感の広がりは限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時55分現在、前日比-0.07(低下率0.35%)の19.72と低下している。なお、今日ここまでの高値は20.63、安値は19.61。

今日の東京株式市場は取引開始時こそ買いが先行し、日経225先物は上昇して始まったが、取引開始後は売りに押され下げに転じるなど軟調な展開で、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退せず、午前は日経VIは先週末の水準を上回って推移した。ただ、その後は売り急ぐ動きは見られず、日経225先物は底堅く推移していることから、午後は警戒感の広がりは限定的となり、日経VIは先週末の水準近辺で推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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