サイバネットシステム 3Qも増収増益、業績予想の上方修正に加え期末配当の増配を発表

2021年11月5日 10:00

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記事提供元:フィスコ


*10:00JST サイバネットシステム---3Qも増収増益、業績予想の上方修正に加え期末配当の増配を発表
サイバネットシステム<4312>は4日、2021年12月期第3四半期(21年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.8%増の175.47億円、営業利益が同4.1%増の27.03億円、経常利益が同4.2%増の27.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.3%増の19.13億円となった。

CAEソリューションサービス事業の売上高は前年同期比7.2%増の145.40億円、セグメント利益は同5.2%増の34.44億円となった。国内では、機械・精密機器業界を中心に半導体不足による影響はあったが、保守契約の更新販売を中心に堅調に推移した。海外については、販売子会社はマルチフィジックス解析ツール及び光学系解析ツール等の販売が好調に推移した。開発子会社はSTEMコンピューティング・プラットフォーム、公差解析マネジメントツール、最適設計支援ツール等の自社開発ソフトウェアの販売と技術サポートサービスが、売上高・セグメント利益に寄与した。

ITソリューションサービス事業の売上高は前年同期比0.1%減の30.06億円、セグメント利益は同34.3%増の4.17億円となった。エンドポイントセキュリティ製品の販売が低調であった一方で、顧客における在宅勤務等の新しい働き方の定着・浸透に伴い、クラウド環境向けセキュリティソリューションの販売伸長が続いている。また、その他分野(自社開発製品の医療用ソフトウェア)の販売が好調に推移したこと等により大幅な増益となった。

2021年12月期通期連結業績予想について、同日、上方修正を発表した。売上高は前期比3.9%増(前回予想比2.0%増)の225.00億円、営業利益は同6.2%減(同9.2%増)の27.00億円、経常利益は同4.9%減(同9.7%増)の27.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同15.3%増(同17.2%増)の18.00億円としている。また、今回の連結業績予想の修正を踏まえて、当期の期末配当予想を前回予想の1株当たり12.32 円 から1株当たり16.54 円 に増配することを発表した。これにより、2021年 12 月期の年間配当金は、1株当たり28.86 円 となる予定。《ST》

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