川崎汽船はLNG燃料自動車専用船8隻の調達を決定

2021年9月23日 14:57

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

川崎汽船<9107>(東1)は、2021年3月に竣工した同社初のLNG燃料自動車専用船「CENTURY HIGHWAY GREEN」に続き、2023年度から2025年度までに計8隻の7000台積みLNG燃料自動車専用船の調達を決定し、そのうち日本シップヤード株式会社、株式会社新来島どっく、招商局南京金陵船舶有限公司とそれぞれ2隻の新造船建造を合意した。

川崎汽船<9107>(東1)は、2021年3月に竣工した同社初のLNG燃料自動車専用船「CENTURY HIGHWAY GREEN」に続き、2023年度から2025年度までに計8隻の7000台積みLNG燃料自動車専用船の調達を決定し、そのうち日本シップヤード株式会社、株式会社新来島どっく、招商局南京金陵船舶有限公司とそれぞれ2隻の新造船建造を合意した。[写真拡大]

■2030年中期マイルストーン達成に向けて低炭素化のアクションプランを推進

 川崎汽船<9107>(東1)は、2021年3月に竣工した同社初のLNG燃料自動車専用船「CENTURY HIGHWAY GREEN」に続き、2023年度から2025年度までに計8隻の7000台積みLNG燃料自動車専用船の調達を決定し、そのうち日本シップヤード株式会社、株式会社新来島どっく、招商局南京金陵船舶有限公司とそれぞれ2隻の新造船建造を合意した。

 これらのLNG燃料船は、従来の燃料である重油に比べ、温室効果ガス(GHG)である二酸化炭素(CO2)の排出を25%~30%、大気汚染の原因となる硫黄酸化物(SOx)の排出をほぼ100%、LNG燃料の使用やEGR(Exhaust Gas Recirculation)を使用することにより窒素酸化物(NOx)の排出を80%~90%、削減を見込む環境対応船。

 また、同社の環境に関わる長期指針『”K”LINE 環境ビジョン 2050』では、国際海事機関(IMO)が定める2030年目標である「CO2排出効率2008年比40%改善」を上回る「同50%改善」という目標を設定し、そのアクションプランとして、自動車船においても、目標達成に向けて従来の重油燃料から環境対応に優れたLNG燃料及び次世代の新燃料に代替する計画としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【特集】「トリプル・ブルー」となった割安株、個人投資家の参戦余地は?(2021/02/01)
【編集長の視点】京阪神ビルは高値期日一巡を先取り業績上方修正・増配を買い直して反発(2021/03/16)
【小倉正男の経済コラム】米国はコロナ禍で起業ラッシュ、日本は?(2021/02/08)
朝日ラバーは調整一巡、22年3月期収益回復期待(2021/03/30)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事