NY債券:長期債相場は弱含み、平均時間給の伸びは予想を上回る

2021年9月4日 06:48

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記事提供元:フィスコ


*06:48JST NY債券:長期債相場は弱含み、平均時間給の伸びは予想を上回る
3日の米国長期債相場は、弱含み。この日発表された8月非農業部門雇用者数は前月比+23.5万人と、市場予想の73.3万人程度を大きく下回り、今年1月以来の低い伸びにとどまった。ただ、8月の平均時間給は前月比+0.6%、前年比+4.3%と市場予想を上回ったことから、長期債利回りは上昇に転じた。8月の失業率は5.2%で市場予想と一致。不完全失業率は7月の9.2%から8.8%まで低下した。7月の非農業部門雇用者数は+105.3万人に上方修正された。10年債利回りは一時1.262%近辺まで低下したが、平均時間給の上昇を受けて1.334%近辺まで上昇する場面があった。取引終了時点にかけて1.32%近辺で推移した。

イールドカーブは、スティープニング気配。2年−10年は+112.00bp近辺、2−30年は+174.00bp近辺で引けた。2年債利回りは0.21%(前日比:0bp)、10年債利回りは1.32%(同比:+4bp)、30年債利回りは、1.94%(同比:+4bp)で取引を終えた。《MK》

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