日経平均は一時246円安まで下押し年初来の安値に接近

2021年8月20日 14:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万7096円65銭(184円52銭安)、TOPIXは1889.61ポイント(7.58ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億8571万株

■新規上場の2銘柄はともに堅調な初値

 8月20日(金)前場の東京株式市場は、日経平均が取引開始後の35円62銭高(2万7316円79銭)を上値に次第安となり、午前11時にかけて246円59銭安(2万7034円58銭)まで下押した。9月4割減産のトヨタ自<7203>(東1)は朝9時半頃から持ち直したが、ファーストリテ<9983>(東1)は終始ジリ安。日経平均は取引時間中の年初来の安値2万7002円18銭(1月6日)に迫った。

 新型コロナ自宅療養中の妊婦にかかわる事件や病床ひっぱく報道を受け、小池酸素<6137>(東2)や星医療酸器<7634>(JQS)、フクダ電子<6960>(JQS)などが活況高。バンク・オブ・イノベーション<4393>(東マ)はスマホ向け新作ゲームの事前登録開始など好感され急伸。みずほFG<8411>(東1)は小高く始まったものの窓口業務のシステム障害が伝えられて軟化。

 新規上場のフューチャーリンクネットワーク<9241>(東マ)は午前11時45分に公開価格2470円を75%上回る4315円で初値がつき、高値は4425円、前引けは4190円。

 同じくシイエヌエス<4076>(東マ)は午前10時46分に公開価格1940円を55%上回る3010円で初値がつき、高値は3035円、前引けは2561円。

 東証1部の出来高概算は5億8571万株、売買代金は1兆3382億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は867銘柄、値下がり銘柄数は1199銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が上げ、電・ガス力、陸運、その他製品、医薬品、小売り、精密機器、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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