マザーズ指数は大幅に3日続落、物色は好決算銘柄などにとどまる/マザーズ市況

2021年8月16日 16:03

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記事提供元:フィスコ


*16:03JST マザーズ指数は大幅に3日続落、物色は好決算銘柄などにとどまる
 本日のマザーズ指数は大幅に3日続落となった。日経平均と同様に下落して始まったマザーズ指数は、寄り付き後も下げ幅を広げ、1030.01ptをつけた。その後はやや下げ渋ったものの、結局前場半ばから再び冴えない動きに。好決算や上方修正を発表した銘柄のみに物色はとどまり、後場には若干とはいえ前場につけたきょうの安値を割り込むなど、終日弱い値動きとなった。なお、マザーズ指数は大幅に3日続落、売買代金は概算で1257.55億円。騰落数は、値上がり86銘柄、値下がり282銘柄、変わらず8銘柄となった。
 個別では、メルカリ<4385>がマザーズ売買代金トップにランクイン。メルカリの他、ウェルスナビ<7342>、フリー<4478>、GNI<2160>、JMDC<4483>、弁護士ドットコム<6027>、アンジェス<4563>などマザーズの時価総額上位銘柄の弱い動きが目立った。特に下げが大きかったフリーは、21年6月期決算及び22年6月期予想が嫌気された格好。その他、ケアネット<2150>、Enjin<7370>、QDレーザ<6613>、フォースタートアップス<7089>などが売られた。一方、21年12月期の上期決算が材料視された直近IPOのラキール<4074>を筆頭に、株主優待制度を新設する他、1対2の株式分割、80万株(20億円)を上限に自社株買いも実施すると発表したブシロード<7803>などが急騰。その他、ヘリオス<4593>、メドレー<4480>、AIinside<4488>、デコルテHD<7372>、ココペリ<4167>などが買われた。《FA》

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