日経VI:低下、株価の下値限定的で警戒ムード後退

2021年8月13日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、株価の下値限定的で警戒ムード後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13日、前日比-1.15pt(低下率5.85%)の18.50ptと低下した。なお、高値は19.54pt、安値は18.50pt。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は寄付き段階では買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。しかし、買いは続かず、取引開始後は日経225先物は下げに転じた。ただ、下値を売り急ぐ動きが見られなかったこともあり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、日経225先物が上げに転じると、日経VIは低下幅を広げ、終値としては7月14日以来の低水準となった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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