概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場はやや強含み、米長期金利の上昇が警戒

2021年8月10日 10:05

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記事提供元:フィスコ


*10:05JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場はやや強含み、米長期金利の上昇が警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 123019.40 +0.17%
9日のブラジル株式市場は、やや強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比209.00ポイント高(+0.17%)の123019.40で引けた。

ボべスパ指数の84の構成銘柄では48が上昇、35が下落、変わらずは1。米長期金利の上昇が警戒されているが、株価指数はやや底堅い動きを保っている。

【ロシア】MICEX指数 3835.11 +0.78%
9日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比29.75ポイント高(+0.78%)の3835.11で引けた。

原油安や米長期金利の上昇が嫌気されたが、国内経済の先行き不安は多少緩和されており、押し目買いが入ったようだ。日中の取引レンジは3790.63−3839.72。

【インド】SENSEX指数 54402.85 +0.23%
9日のインドSENSEX指数は、強含み。前日比125.13ポイント高(+0.23%)の54402.85、ナショナル証引所の主要50社株価指数ニフティは、同20.05ポイント高(+0.12%)の16258.25で取引終了。

SENSEX指数の構成銘柄では、19が上昇、11が下落、変わらずは0で、買いが優勢。マヒンドラ・マヒンドラ(MM)の買いが目立った。利食い売りも観測されたが、株価指数は底堅い動きを維持した。

【中国本土】上海総合指数 3494.64 +1.05%
9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比36.41ポイント高(+1.05%)の3494.64ポイントと3日ぶりに反発した。

指標下振れで景気テコ入れ期待が高まる流れ。先週7日に発表された今年7月の貿易統計では、輸出と輸入の伸び率が予想以上に前月から鈍化している。経済回復ペースの腰折れを回避するため、「当局は景気対策を強める」との見方が浮上した。指数は安寄りしたものの、程なくプラスに転じ、徐々に上げ幅を広げている。なお、朝方公表された7月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)がそれぞれ予想を上回った。《CS》

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