日経平均VIは低下、株価底堅く午後は警戒感が緩和

2021年7月16日 13:53

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記事提供元:フィスコ


*13:53JST 日経平均VIは低下、株価底堅く午後は警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.37pt(低下率1.95%)の18.65ptと低下している。なお、今日ここまでの高値は20.82pt、安値は18.63pt。

今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。市場では、国内やアジアなどでの新型コロナ感染拡大に対する警戒感が強く、市場心理が悪化しやすくなっている。こうした心理を映し、今日は株価下落を受け、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが高まり、日経VIは午前の時間帯には、不安心理の高まった状態の基準とされる20ptを上回る場面があった。ただ、日経225先物の下値は堅く、午後は警戒感が緩和し、日経VIは低下に転じている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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