Sansanの非接触サービス「Smartパンフレット」、JTBGが展示会に導入

2021年7月7日 17:23

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Smart パンフレットのサービスイメージ(画像:Sansanの発表資料より)

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  • イベントテック事業のポートフォリオ(画像:Sansanの発表資料より)

 Sansanは5日、同社が提供するパンフレットサービス「Smartパンフレットby Eightオンライン名刺」が、JTBコミュニケーションデザイン主催の展示会「Super City / Smart City OSAKA 2021」に採用されたと発表した。Smartパンフレットは、非接触でデジタルパンフレットを提供するサービス。Sansanはサービス提供により展示会運営のデジタルシフトを進め、コロナ環境下でも効果的な展示会・商談実現に貢献していくという。

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■Smartパンフレットのサービス概要

 展示会参加者は、事前にEightオンライン名刺の登録が必要。展示会会場では、企業のブースに掲示されているQRコードをスマホなどモバイル端末で読み取り、デジタルパンフレットを受け取る。パンフレットはデータ共有が可能で、パンフレットをスキャンする事後作業は不要となる。

 企業は、サービス管理画面上で資料データをアップロードしQRコードの生成を行う。生成したQRコードを展示会場に貼り出して準備完了。QRコードが読み取られた際は、読み取った参加者のオンライン名刺が即時に企業側に送信され一覧管理が出来るため、早い段階で見込み客へのアプローチが可能となる。

 これまでの展示会では大量に印刷・廃棄されていた紙パンフレットが不要となるため、環境負荷の低減や印刷コストの削減にもつながる。

 今回採用が決まった「Super City / Smart City OSAKA 2021」は、最先端技術を活用した街づくりを目指す「スーパーシティ・スマートシティ構想」の実現に向け、オンライン・リアルと2部構成で開催され、リアル開催は7月15、16日。スポンサーにはNTTドコモやソフトバンクなども名を連ねる。Smartパンフレットはリアル開催の目玉の1つで、自治体サービスの在り方やマーケティング手法を変える可能性があるソリューションと位置づけられている。

 Smartパンフレットは、Sansanが進めているイベントテック事業の1つで、2021年6月に開始した。イベントテックとは、イベントの準備から開催後まで運用に関わる業務をデジタル化・効率化する技術を指す。日本ではコロナ禍で注目されるようになったが、海外では以前からイベントテックが進められており、イベント管理ソフトウェア市場は全世界で約5,000億円規模になるという。

 Sansanは2019年頃からイベントテックの事業化に向け着手。以降2年間で、イベント管理プラットフォームを持つイベントハブを関連会社化し、イベント関連メディアのログミーをグループに参入、アンケート・ヒアリングツールを持つクリエイティブサーベイに出資を行っている。併せて自社のクラウド・オンライン名刺を軸としたサービス開発を進め、本取組みに至った。

 Sansanは、デジタルシフトの流れを受け業績好調。2021年第3四半期(累計)は、売上高が前年同期比21.5%増の117億5,300万円、営業利益が同324.5%増の8億2,300万円と増収増益だった。イベントテックの収益インパクトはこれからだが、3~5年の中長期で利用企業3,000社程度の獲得を目指すという。SansanやEightに並ぶ第3の柱となるよう、サービス拡充に取組む方針だ。(記事:三部朗・記事一覧を見る

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