日経平均VIは上昇、株安で警戒感やや高まるも上昇幅は限定的

2021年7月1日 13:51

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記事提供元:フィスコ


*13:51JST 日経平均VIは上昇、株安で警戒感やや高まるも上昇幅は限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+0.32pt(上昇率1.88%)の17.32ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は17.64pt、安値は16.82pt。

今日の東京株式市場は取引開始時点では買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。しかし、取引開始後は売りに押され、日経225先物は下げに転じ、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが高まり、日経VIは昨日水準を上回って推移している。ただ、下値では押し目買いが見られることもあり、市場心理が大きく悪化することはなく、今日の日経VIの上昇幅は概ね限定的となっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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