【株式市場】ワクチン接種加速への期待など強まり日経平均は後場189円高まで上げて大引けは3日ぶりに高い

2021年6月2日 17:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万8946円14銭(131円80銭高)、TOPIXは1942.33ポイント(16.15ポイント高)、出来高概算(東証1部)は回復し12億4876万株

 6月2日(水)後場の東京株式市場は、新型コロナワクチンの接種会場を提供する動きや、職場・大学単位で集団接種を行う動きが伝えられ、接種加速への期待が強まり、日経平均は取引開始と同時に一段高の189円21銭高(2万9003円55銭)まで上げた。三越伊勢丹HD<3099>(東1)やJR東海<9022>(東1)などが一段と上げ、日本郵船<9101>(東1)などの海運株、三井不<8801>(東1)などの不動産株も景気回復期待が再燃しジリ高。日経平均は150円高前後で安定推移し、大引けは3日ぶりに反発した。

 後場は、イーブック<3658>(東1)はLINEマンガとの提携が材料視されストップ高。「副業」支援のクラウドワークス<3900>(東1)は一段と上げ幅拡大。

 2日新規上場となったメイホーホールディングス<7369>(東マ・名セ)は14時前に公開価格2080円の2.2倍の4630円で初値をつけ、4875円まで上げたが大引けは3930円となった。

 東証1部の出来高概算は回復し12億4876万株(前引けは6億4696万株)、売買代金は2兆7748億円(同1兆3926億円)。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は1259(前引けは1296)銘柄、値下がり銘柄数は842(同788)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けも28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、陸運、不動産、鉱業、空運、海運、繊維製品、輸送用機器、卸売り、ゴム製品、サービス、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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