ジーニーは21年3月期黒字転換、22年3月期大幅増益予想

2021年5月16日 09:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  ジーニー<6562>(東マ)は5月14日の取引時間終了後に21年3月期連結業績を発表した。SaaSビジネス領域の成長などで収益性が大幅改善して黒字転換した。そして22年3月期は大幅増益予想とした。SaaSプロダクトへの投資が完了して収益拡大フェーズとしている。収益改善基調を期待したい。株価は戻り高値圏から反落した。目先的には材料出尽くしとする動きが優勢になる可能性もあるが、収益改善基調を評価して上値を試す展開を期待したい。

■21年3月期黒字転換、22年3月期大幅増益予想で収益改善基調

 21年3月期の連結業績は、売上高が20年3月期比2.0%減の140億61百万円、営業利益が1億95百万円の黒字(20年3月期は91百万円の赤字)、経常利益が1億49百万円の黒字(同1億41百万円の赤字)、EBITDAが2.7倍の5億87百万円、親会社株主帰属当期純利益が1億01百万円の黒字(同1億78百万円の赤字)だった。

 全体としては減収だった。アド・プラットフォーム事業は新型コロナ影響による広告出稿抑制・単価下落で0.5%減収、マーケティングソリューション事業は広告運用代行ビジネスが新型コロナ影響を受けたため20.0%減収、海外事業は6.7%増収だった。

 ただし売上総利益は17.5%増益だった。アド・プラットフォーム事業におけるデマンドサイドビジネスの拡大、マーケティングソリューション事業におけるSaaSビジネス領域の成長、M&A効果(第4四半期にビジネスサーチテクノロジを子会社化)や、海外の不採算事業の縮小などが寄与した。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高30億63百万円で営業利益1億32百万円の赤字、第2四半期は売上高33億67百万円で営業利益9百万円の黒字、第3四半期は売上高37億26百万円で営業利益1億60百万円の黒字、第4四半期は売上高39億05百万円で営業利益1億58百万円の黒字だった。

 22年3月期連結業績予想(収益認識に関する企業会計基準第29号を適用するため売上高の前期比増減率は非記載)は、売上高が134億25百万円~137億39百万円で、営業利益が6億40百万円~8億40百万円(21年3月期比3.3倍~4.3倍)、経常利益が6億20百万円~8億20百万円(同4.2倍~5.5倍)、EBITDAが12億59百万円~14億59百万円(同2.1倍~2.5倍)、親会社株主帰属当期純利益が5億26百万円~6億65百万円(同5.2倍~6.5倍)としている。配当予想は未定である。

 新型コロナウイルスの影響が不透明なためレンジ予想としたが、マーケティングSaaS事業の拡大に注力して大幅増益予想とした。SaaSプロダクトへの投資が完了して収益拡大フェーズとしている。収益改善基調を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は戻り高値圏から反落した。目先的には材料出尽くしとする動きが優勢になる可能性もあるが、収益改善基調を評価して上値を試す展開を期待したい。5月14日の終値は997円、時価総額は約179億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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