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フェローテックホールディングスは22年3月期も大幅営業・経常増益予想
(決算速報) フェローテックホールディングス<6890>(JQ)は5月14日の取引時間終了後に21年3月期連結業績を発表した。需要が回復基調となって大幅増益だった。そして配当を上方修正した。22年3月期も需要が高水準に推移し、積極的な設備投資の効果も寄与して大幅増収、大幅営業・経常増益予想としている。収益拡大基調を期待したい。株価は地合い悪化の影響を受けで年初来高値圏から急反落したが、大幅営業・経常増益予想を評価して上値を試す展開を期待したい。
■21年3月期は大幅増益で増配、22年3月期も大幅営業・経常増益予想
21年3月期連結業績は、売上高が20年3月期比11.9%増の913億12百万円、営業利益が45.2%増の87億30百万円、経常利益が71.6%増の73億17百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.1倍の73億71百万円だった。配当は期末4円(創立40周年記念配当)上方修正して20年3月期比6円増配の30円(第2四半期末12円、期末18円=普通配当14円+記念配当4円)とした。
需要が回復基調となって大幅増益だった。半導体等装置関連事業は14.7%増収で47.5%増益、電子デバイス事業は28.1%増収で60.8%増益だった。なお半導体ウェーハの中国子会社FTHWが連結子会社から持分法適用会社に異動したことに伴い、特別利益に持分変動利益52億84百万円を計上した。また特別損失には減損損失21億円を計上した。
四半期別に見ると、第1四半期は売上高205億26百万円で営業利益15億60百万円、第2四半期は売上高210億69百万円で営業利益23億53百万円、第3四半期は売上高249億45百万円で営業利益23億36百万円、第4四半期は売上高247億72百万円で営業利益24億81百万円だった。
22年3月期の連結業績予想は売上高が21年3月期比15.0%増の1050億円、営業利益が71.8%増の150億円、経常利益が85.8%増の136億円、親会社株主帰属当期純利益が5.8%増の78億円としている。配当予想は28円(第2四半期末14円、期末14円)とした。21年3月期比2円減配の形だが、普通配当ベースでは2円増配となる。
当期純利益は特別利益が一巡して小幅増益だが、需要が高水準に推移し、積極的な設備投資の効果も寄与して大幅増収、大幅営業・経常増益予想としている。収益拡大基調を期待したい。
■株価は上値試す
株価は地合い悪化の影響を受けで年初来高値圏から急反落したが、大幅営業・経常増益予想を評価して上値を試す展開を期待したい。5月14日の終値は2200円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS209円09銭で算出)は約11倍、時価総額は約821億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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