日経VI:大幅に上昇、株価下落で市場心理がさらに悪化

2021年5月12日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:大幅に上昇、株価下落で市場心理がさらに悪化
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比+3.57pt(上昇率15.73%)の26.27ptと上昇した。なお、高値は28.40pt、安値は22.39pt。昨日の日経225先物が大幅安となった後ということもあり、今日の東京株式市場は、昨日の米国株安にも関わらず、買いが先行した。しかし、取引開始後の買い一巡後は売りに押される展開で、日経225先物はマイナス圏で下げ幅を広げた。こうした軟調な株価推移を受け、市場心理がさらに悪化し、昨日、大幅に上昇した日経VIは今日も上昇し、一時28pt台に上昇する場面もあった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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