【株式市場】景気改善期などで日経平均は後場寄り後に358円高まで上げて値を保ち大幅に反発

2021年4月13日 17:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万9751円61銭(212円88銭高)、TOPIXは1958.55ポイント(3.96ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億661万株

 4月13日(火)後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東1)など自動車株の一部が一段高の場面をみせ、日本製鉄<5401>(東1)は一段高の後も値を保って推移。日経平均は取引開始後に358円38銭高(2万9897円11銭)まで上げ、前場の高値を上回ったが、その後は大阪府の新型コロナ新規感染者数が初の千人台と伝えられたことなどで一進一退を続けた。大引けは値を保ち大幅に反発した。

 後場は、ファーストリテ<9983>(東1)が景気改善期待の波及とされて一段ジリ高傾向を続け、神鋼環境S<6299>(東2)は原発処理水の海洋放出決定を受けて一段高、イメージワン<2667>(JQS)は処理水に関する実証実験が注目されてストップ高。4月5日上場のオキサイド<6521>(東マ)は2月決算と今期予想などが好感され上場来高値を更新。

 新規上場の紀文食品<2933>(東1)は9時16分に公開価格1160円を9.6%上回る1271円で初値をつけ、高値は前場の1398円。後場は一進一退となり大引けは1317円となった。

 東証1部の出来高概算は10億661万株(前引けは4億9118万株)、売買代金は2兆3028億円(同1兆1167億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1110(前引けは1529)銘柄、値下がり銘柄数は975(同548)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、証券/商品先物、ガラス/土石、小売り、保険、その他製品、輸送用機器、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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