日経平均VIは低下、午後は株価伸び悩むも警戒感の広がりは限定的

2021年3月18日 13:58

印刷

記事提供元:フィスコ


*13:58JST 日経平均VIは低下、午後は株価伸び悩むも警戒感の広がりは限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時55分現在、前日比-0.62pt(低下率2.87%)の20.96ptと低下している。なお、今日ここまでの高値は21.43pt、安値は20.53pt。

昨日の米国株高を受け、今日の東京株式市場は買いが先行。日経225先物は上昇し、日経VIは低下して始まった。その後、昼頃に日銀が長期金利変動を小幅に拡大するとの観測が報じられ、日本の長期金利が上昇。円が買われ株が売りに押される展開となり、日経225先物が急速に伸び悩み、日経VIが低下幅を縮める場面があったが、株式市場で売り急ぐ動きは見られず、今日の日経VIは午後も昨日水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

関連記事