今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りで円買い抑制も

2021年3月18日 08:28

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記事提供元:フィスコ


*08:28JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りで円買い抑制も
17日のドル・円は、東京市場では108円98銭から109円21銭まで反発。欧米市場では、109円33銭まで買われた後、108円75銭まで下落し、108円86銭で取引終了。本日18日のドル・円は主に108円台後半で推移か。米長期金利の下げ渋りを意識してリスク回避的なドル売り・円買いは抑制される可能性がある。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は3月16−17日開催の会合で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.00-0.25%で据え置くことを決定した。政策金利見通しについては、2023年末まで金利がゼロ付近で維持されるとの中央値予想が提示されたが、2021年の経済見通しは上方修正されたことから、長期債利回りはやや上昇した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は記者会見で、「資産購入の縮小について議論する時期はまだ訪れていない」との見方を伝えており、現行の量的緩和策は長期間維持される可能性が高いことを示唆した。市場関係者の間からは「2021年末の経済成長率見通しが昨年12月時点の4.2%から6.5%に引き上げられたことは予想以上」との声が聞かれた。FRBは「経済状況にかなりの不確実性がある」との理由で緩和策の長期化を正当化しているようだ。リスク選好的な取引は継続し、ドル相場に大きな動きはないものの、米国株式は底堅い動きを維持する可能性がある。《FA》

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