【株式市場】日経平均は前場一時3万円台を回復し後場は目前で一進一退だが6日続伸

2021年3月16日 17:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万9921円09銭(154円12銭高)、TOPIXは1981.50ポイント(12.77ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億1937万株

 3月16日(火)後場の東京株式市場は、三井不<8801>(東1)やJR東海<9022>(東1)などが一段高で始まり、ワクチン接種の普及後を展望する買いが継続した。ただ、先駆してきた鉄鋼株は軟調で、海運株は強もみ合い。日経平均は前場3万円の大台を一時回復したが、後場は大台目前で一進一退を続け、大引けは6日続伸だが大台回復は持ち越した。

 後場は、アドバンスクリエイト<8798>(東1)が業績予想の増額と株式分割の発表を受けて急伸し、わかもと薬<4512>(東1)は医療機器分野への進出など好感され13時前から大引けまでストップ高に貼りついて推移。アルメタックス<5928>(東2)はプレハブ屋デザイン窓などの需要が在宅勤務で追い風とされ再び急伸。ベルトラ<7048>(東マ)は「GoTo」再開をも展望する相場とされ出直り拡大。鳥羽洋行<7472>(JQS)は創業115周年の記念配当が注目され高い。

 2銘柄が新規上場となり、ウイングアーク1st<4432>(東1)は9時45分に公開価格1590円を25.8%上回る2000円で初値をつけ、高値は前場の2046円、大引けは1980円。同じくヒューマンクリエイションHD<7361>(東マ)は10時59分に公開価格2120円を65.3%上回る3505円で初値をつけ、高値は前場の3530円、大引けは2821円。

 東証1部の出来高概算は14億1937万株(前引けは7億2766万株)、売買代金は2兆9091億円(同1兆3757億円)。1部上場2196銘柄のうち、値上がり銘柄数は1529(前引けは1196)銘柄、値下がり銘柄数は592(同889)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、空運、その他製品、不動産、情報/通信、小売り、陸運、電気機器、サービス、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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