iPS細胞を使った初の網膜手術に成功 神戸の病院

2021年3月13日 15:53

印刷

記事提供元:スラド

神戸市立神戸アイセンター病院は11日、iPS細胞から作った網膜の細胞を移植する初の手術を実施し、成功したと発表した。手術は合併症もなく約1時間ほどで終了したという。今後約1年間かけて経過観察を行い、移植した細胞が安全に定着し視力の回復ができるかを確認していくとしている(神戸市立神戸アイセンター病院リリース[PDF]神戸新聞NEXT共同通信NHKSankeiBiz)。

この手術は視力低下や視野の欠損を伴う病気など、目の難病患者などに臨床研究計画の一環として行われたという。新しい治療法の有用性や安全性を確認することを目的としている。合わせて50例の移植を計画しているとしている。 

スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | バイオテック | サイエンス | 医療

 関連ストーリー:
iPS細胞から作った目の角膜移植、条件付きで了承される 2019年03月12日
ブタの体内で人間の膵臓を作製する研究、東大が今年度にも実施へ 2019年02月22日
ヒツジの受精卵に人間のiPS細胞を注入する研究、人間の細胞を持つヒツジの胚が生まれる 2018年02月21日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事