後場の日経平均は43円高でスタート、キーエンスや武田薬が高い

2021年3月10日 13:10

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29071.37;+43.43TOPIX;1920.70;+3.02

[後場寄り付き概況]

 後場の日経平均は前日比43.43円高の29071.37円と前場終値から上げ幅を拡大して取引を開始した。ランチタイム中の225先物は上げ幅を若干拡大。アジア市場は値上がり目立つ。為替は1ドル=108円70銭台と朝方から若干円安で推移。午前の日経平均は、米国市場でナスダックが上昇したことから、上昇してスタートしたが、寄り付き後は上げ幅を縮小し前日終値を挟んだ方向感の無い値動きで推移となった。後場の日経平均は午前の終値より上げ幅を拡大してスタート後は、午前に引き続き前日終値を挟んだ展開での推移となっている。指数に寄与度の高いファーストリテイリング<9983>は1370円安で日経平均に49円のマイナスの寄与度、ソフトバンクG<9984>は60円安で同12円のマイナスの寄与度となっており、これらの銘柄が市場に与える影響が限定的であることから、相場も方向感の無い動きで推移しているようだ。

 セクター別では、医薬品、電気機器、その他製品、機械などが上昇率上位となっており、一方、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品、水産・農林業が下落率上位となっている。東証1部の売買代金上位では、任天堂<7974>、ソニー<6758>、キーエンス<6861>、武田薬<4502>、日本電産<6594>が高く、ソフトバンクG、ファーストリテイリング、エムスリー<2413>、トヨタ<7203>、三井住友<8316>が安い。《CS》

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