NY外為:ユーロ、戻りも限定的か、今週ECB定例理事会開催

2021年3月10日 00:46

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記事提供元:フィスコ


*00:46JST NY外為:ユーロ、戻りも限定的か、今週ECB定例理事会開催
NY外為市場でユーロ・ドルは1.1883ドルから1.1910ドルまで上昇した。重要な節目となる200日移動平均水準の1.1829ドル前後では押し目買いも目立つ。ユーロ・円は129円53銭から129円26銭まで下落。ユーロ・ポンドは0.8573ポンドから0.8550ポンドまで下落し2月24日来の安値を更新した。

経済協力開発機構(OECD)は21年の世界経済見通しを5.6%と、従来予想4.2%から引き上げた。米国経済の回復が世界経済の成長をけん引すると見ており、欧州は後れを取るとの見通し。ユーロ圏の成長見通しは3.9%

欧州中銀(ECB)は今週定例理事会を控えている。この会合では現行の政策が維持されると見られている。しかし、米国と同様、長期金利の上昇に懸念が広がりつつあり、何らかの金利上昇抑制措置が講じられるかどうかに注目が集まる。《KY》

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