米国株見通し:続落か、週末を控え持ち高調整の売りも

2021年2月19日 15:12

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記事提供元:フィスコ


*15:12JST 米国株見通し:続落か、週末を控え持ち高調整の売りも
(14時50分現在)
S&P500先物      3,904.38(-5.12)
ナスダック100先物  13,617.75(-15.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は40ドル安。NY原油先物(WTI)も大きく下げ、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


18日の取引で主要3指数は軟調。S&Pとナスダックは続落、ダウは4日ぶりに下げ、前日比119ドル安の31493ドルで取引を終えた。この日発表された新規失業保険申請件数は減少の予想に反して増加に転じ、雇用情勢の悪化を嫌気した売りが先行。引き続き長期金利の上昇を受けハイテク関連が売られ、下げを主導する展開に。また、原油価格の急落でエネルギー関連の売りも指数を下押し。ただ、売り一巡後は様子見となり、大幅安を回避した。


本日も売り優勢か。バイデン政権による追加経済対策は来週成立が見込まれるほか、連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和の長期化が想定され、買いは継続しよう。ただ、今晩発表のPMIは製造業、サービス業とも前回を下回る見通し。中古住宅販売件数も伸びの鈍化が予想され、幅広い売りを招きやすい。経済正常化への期待が後退するわけではないものの、株価が過去最高値圏で推移しているため調整が予想される。週末を控え持ち高調整の売りも下げを支援しそうだ。《TY》

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