【株式市場】景気敏感株も一服模様になり日経平均は後場152円安のあと戻すが2日続落

2021年2月18日 15:53

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は3万236円09銭(56円10銭安)、TOPIXは1941.91ポイント(19.58ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億7991万株

 2月18日(木)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東1)が再びダレ模様になり前日比での反落幅を広げ、トヨタ自<7203>(東1)などの自動車株も一段軟化する銘柄が目立ち、景気回復期待は一服の様子。日経平均は一転、前日比軟調で始まり、13時過ぎに152円18銭安(3万140円01銭)まで下げ、大引けも軟調で2日続落となった。

 後場は、KADOKAWA<9468>(東1)が一段と上げ、第3四半期の2ケタ増益など再評価とされて出直り拡大。富士急<9010>(東1)はワクチン接種拡大後への期待に加え橋本聖子氏の五輪組織委員長などが言われて一段高。クシム<2345>(東2)は暗号資産(仮想通貨)自動売買システムの開発に着手とされ急伸し、インタートレード<3747>(東2)は関連会社の暗号資産交換業者登録完了が材料視されストップ高。グローバルウェイ<3936>(東マ)はバーチャル株主総会への取り組みが経済産業省や実業界から注目されているとされストップ高。ベクター<2656>(JQS)は電子署名の新サービスが注目され2日連続ストップ高。

 新規上場のアクシージア<4936>(東マ)は10時16分に公開価格1450円を41%上回る2051円で初値がつき、後場2440円まで上げ、終値は2300円。

 東証1部の出来高概算は15億7991万株(前引けは8億7119万株)、売買代金は2兆8854億円(同1兆4706億円)。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は406(前引けは626)銘柄、値下がり銘柄数は1713(同1464)銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種(前引けは8業種)の値上がりにとどまり、値上がりした業種は、電力/ガス、空運、医薬品、のみだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【特集】第2、第3のテレワーク関連株に注目、仮想デスクトップ・テレビ会議関連など(2020/02/03)
【株式評論家の視点】昭栄薬品はオレオケミカルの専門商社、自社株買い実施に光通信が保有(2020/01/09)
【株式評論家の視点】北の達人コーポは「刺す化粧品-ディープパッチシリーズ」が大ヒット、700円割れが下値として意識(2020/01/16)
【ブロックチェーン・STO関連銘柄特集】新たな金融サービスの広がりに期待(2019/12/11)
【株式評論家の視点】プレナスは通期業績予想を据え置き、配当利回り3%(2020/01/18)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事