新興市場銘柄ダイジェスト:LAホールディングスは上場来高値、FRONTEOがストップ高

2021年2月16日 16:30

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記事提供元:フィスコ


*16:30JST 新興市場銘柄ダイジェスト:LAホールディングスは上場来高値、FRONTEOがストップ高
<3904> カヤック 917 +93
大幅に4日続伸。21年12月期の営業損益予想を前期比34.3%増の10.00億円の黒字と発表している。グループの連携を強化し、新規コンテンツを積極的に市場に投入して収益基盤の拡大に取り組む。20年12月期の営業損益は7.44億円の黒字(前期実績5.35億円の赤字)で着地した。ゲーム関連が好調だったことに加え、ゲームファンに向けたコミュニティサービスが伸長し、黒字転換に貢献した。

<6172> メタップス 1157 +131
大幅に3日ぶり反発。SBIホールディングス<8473>傘下のSBI証券がメタップス株の保有割合を従来の7.56%から12.40%に増やしたことが15日付の変更報告書で明らかになり、買い材料視されている。保有目的は証券業務に係る商品在庫。共同保有するレオス・キャピタルワークスは1.66%の保有割合を維持しており、両社合計で14.06%となる。前日までの続落を受けて押し目買いが入っていることも株高を後押ししているようだ。

<7779> サイバーダイン 691 +38
大幅に3日ぶり反発。セルソース<4880>と戦略的パートナーシップを締結し、共同で事業を推進すると発表している。加齢などによる変形性関節症やスポーツ障害・スポーツ外傷などの関節部位への疾患を持つ患者に対し、セルソースが持つ脂肪由来幹細胞治療などの再生医療とCYBERDYNEの装着型サイボーグ「HAL」を利用した機能改善プログラムを組み合わせた新しい治療手法を提案する。セルソース株も大幅に反発している。

<7078> INC 1400 +300
ストップ高。第三者割当で新株18万1818株を発行し、実業家の堀江貴文氏に割り当てると発表している。増資後の堀江氏の持株比率は6.99%で、第2位株主となる。調達資金の約1.9億円はSNSメールマガジン社(東京都港区)の株式取得費用に充当する。取得株数は2万2200株(議決権所有割合100%)、取得金額は2.24億円。SNSメールマガジン社は堀江氏のメールマガジンを発信・運営しており、今回の買収で同社を個人による情報発信を支援する戦略子会社として位置づけ、更なる投資を行い、事業を拡大させていく方針としている。

<2986> LAホールディングス 967 +150
上場来高値。21年12月期の営業利益予想を前期比86.8%増の21.00億円と発表している。収益不動産開発に経営資源を積極的に投入するほか、高付加価値の商品の提供などを図る。20年12月期の営業利益は11.24億円(前期実績は非開示)で着地している。また、23年12月期の営業利益目標を28.00億円とする中期経営計画を公表した。

<2158> FRONTEO 782 +100
ストップ高。21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の営業損益を0.65億円の黒字(前年同期実績9.07億円の赤字)と発表している。AIソリューション事業でライフサイエンスAI分野やビジネスインテリジェンス分野が好調に推移した。リーガルテックAI事業も損益が改善し、黒字転換に寄与した。通期予想は2.00億円の黒字で据え置いた。上半期時点では1.60億円の赤字であったため、収益改善が好感されているようだ。《ST》

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