新興市場銘柄ダイジェスト:エネチェンジは大幅続伸、ココペリがストップ高

2021年2月15日 16:23

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記事提供元:フィスコ


*16:23JST 新興市場銘柄ダイジェスト:エネチェンジは大幅続伸、ココペリがストップ高
<4124> 大阪油化工業 1556 +300
ストップ高。21年9月期第1四半期(20年10-12月)の営業利益を前年同期比616.1%増の0.78億円と発表している。受託蒸留事業で電子材料向け案件の増加や有償支給案件の計上があったことから大幅増益となった。通期予想は前期比87.1%減の0.14億円で据え置いたが、第1四半期時点で既に大きく超過していることから上方修正に対する期待が広がり、買いが膨らんでいるようだ。

<7685> BUYSELL 3375 +384
一時ストップ高を付け、昨年来高値を更新した。21年12月期の営業利益予想を前期比63.2%増の15.80億円と発表している。主力サービスの出張訪問買取で出張訪問数を13.1%増、出張訪問当たり変動利益を3.6%増と計画しているほか、グループシナジーの最大化で古物オークションや総合買取サロンの常設店舗数、催事開催数の増加を目指す。20年12月期の営業利益は9.68億円(前期実績は非開示)で着地した。

<4167> ココペリ 7840 +1000
ストップ高。21年3月期の営業損益を従来予想の0.86億円の黒字から1.97億円の黒字(前期実績0.21億円の赤字)に上方修正したと15日午後0時半に発表している。中小企業向け経営支援プラットフォーム「Big Advance」の導入金融機関数と会員企業が当初計画を上回って増加する見込みとなったため。第3四半期累計(20年4-12月)は1.49億円の黒字(前年同期実績は非開示)で着地した。

<4391> ロジザード 2251 +400
ストップ高。21年6月期の営業利益を従来予想の1.48億円から3.23億円(前期実績2.50億円)に上方修正している。粗利率が良いクラウドサービスの月額利用料の積み上げが順調に推移したことに加え、テレワークで交通費などが低減し、利益を押し上げる見通し。なお、第2四半期累計(20年7-12月)は前年同期比33.8%増の1.53億円で着地した。クラウドサービスのほか、機器販売サービスが伸びた。

<3933> チエル 1650 +132
大幅反発。21年3月期の営業利益を従来予想の3.60億円から5.00億円(前期実績2.41億円)に上方修正している。文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」を背景に校内通信ネットワーク整備事業の入札で無線LAN最適化ソリューション「Tbridge」の引き合いが伸長したため。併せて期末配当を従来予想の2.00円から2.50円(前期実績は株式分割後換算で2.00円)に増額修正した。年間でも同額となる。

<4169> エネチェンジ 5040 +545
大幅続伸。3月31日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位あたりの金額を引き下げ、投資家層の拡大と株式の流動性を高める。また、21年12月期の売上高予想を前期比34.3%増の23.00億円と公表している。営業損益予想は非開示。20年12月期は売上高が前期比35.1%増の17.13億円、営業損益は0.53億円の黒字(前期実績3.22億円の赤字)で着地している。《ST》

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