日経VI:上昇、ボラティリティーの高まりを警戒

2021年2月15日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:上昇、ボラティリティーの高まりを警戒
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は15日、前日比+0.12pt(上昇率0.54%)の22.39ptと上昇した。なお、高値は23.07pt、安値は21.84pt。先週末の米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。米追加経済対策や、国内でワクチン接種が間もなく始まることから経済活動再開の本格化が期待され、株価押上げ要因となり、日経平均は節目の30000円を上回った。ただ、市場では高値警戒感が一段と意識されることとなり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、今日の日経VIは概ね先週末水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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